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本サイトでは、インドネシア人の技能実習生・研修生を受け入れている農業事業者の方が、お互いの理解を深め、よりよい受け入れ環境を作れるよう、「農園たや」での取り組みを紹介しています。

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サマサマ手帳 農園たや

本サイトでは、インドネシア人の技能実習生・研修生を受け入れている農業事業者の方が、お互いの理解を深め、よりよい受け入れ環境を作れるよう、「農園たや」での取り組みを紹介しています。

サマサマ(sama sama)はインドネシア語で「どういたしまして」や「お互いさま」といった思いやりを表す温かい言葉です。

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すぐ「はい」と言う実習生

  • サマサマ手帳 農園たや
  • 記事執筆者 : 森田 千晴

サマサマ手帳

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語学

実習生にとって、相手の会話を遮って分からない言葉を聞き返すことは勇気が必要です。一回一回は小さな勇気ですが、日常生活で何度も聞き返す場面が訪れるため、聞き返した後の相手の反応によってそのハードルの高さは大きく変わります。聞き返しのハードルが高くなり、わかったふりが常習化すると、ミスコミュニケーションが生まれやすい状況になってしまいます。わからない言葉を聞き返された時には、簡単な言葉で言い換えたり、つづりを教えたりして丁寧に向き合いましょう。会話の内容を理解したかどうか確認するときには、内容を復唱させるような聞き方が効果的です。

マイノリティーの私が感じる『聞き返しのハードル』

わたしはいま、青年海外協力隊としてインドネシアの農業高校に派遣されており、日々教員や生徒と会話をしながら生活しています。日本で実習生と話していた時と立場は逆で、インドネシアでは私が外国人です。公用語がうまく話せないマイノリティーの存在になってはじめて、会話を中断してまで相手が話す知らない語彙を聞き返すには想像以上に気力が要ることを痛感しています。

・会話を中断するのが申し訳ない
・インドネシア語が拙いことへの負い目
・大勢の会話で盛り上がっているから流れを止めづらい
・聞き返したら面倒くさがられた、困らせてしまったという経験

などといった理由から『聞き返しのハードル』を感じる機会は毎日何度も訪れます。コミュニケーションがうまくいかないことに対するストレスがたまると、気力が少しずつ失われていって聞き返しのハードルはどんどん高く感じられるようになります。
正直に白状すると、ときどき会話の内容がわかったふりをしてやり過ごしてしまうことがあります。しかし、やり過ごした会話がきっかけでミスコミュニケーションが生じた経験から、わかったふりは自分も相手も困る結果を招くのでしっかりと聞き返すことが大事だと気づきました。

聞き返しのハードルは日々のやり取りで解消

きっと来日する実習生も私と同じように『聞き返しのハードル』を感じているでしょう。仕事中の忙しさも相まって、聞き返すことはさらに難しく感じているかもしれません。聞き返しのハードルが高くなりすぎると、実習生は仕事の指示に対してもわかったふりをし始め、理解できていないことにもすぐ「はい」と言ってしまうようになりかねません。ミスコミュニケーションを防ぐためにも、実習生からの聞き返しにどのように対応すべきでしょうか。私がインドネシアで言葉を聞き返したときにありがたいと感じる対応はこのようなものです。

① 知らない単語を分かりやすい言葉で説明してくれた。
② 私が理解できなかった単語を、辞書で調べて教えてくれた。
③ 知らない単語の綴りを教えてくれた。
④ 上手く喋れない私の話をゆっくりと聞いて理解しようとしてくれた。
⑤ 間違った言葉の使い方をその都度正してくれた。
⑥ ①〜⑤を嫌な顔の一つもせず続けてくれた。

以上の内容については『日本語の会話に入れない外国人』の記事もご参考ください。

伝わったかどうか確認してわかったふりを防ぐ

重要な内容や、業務に関する会話は理解したかどうか確認をとりましょう。このとき、「わかりましたか?」「オッケーですか?」などと「はい/いいえ」で答えられる質問をすると、わかっていなくともわかったと言ってしまうことがあります。「何時?どこで?何を?」などの内容を再度復唱させるような質問をすることでミスコミュニケーションを防げます。

【例】
指示「9時から10号ビニールハウスでベビーリーフの種まきをしてください。」
確認「何時からですか?」
確認「何号のビニールハウスですか?」

この記事内容から得られた学びや、読者に伝えたいこと

  • 実習生にとってわからないことばを聞き返すことには精神的ハードルが伴う。

  • 聞き返しづらさが募ると分かったふりをしてしまうが、ミスコミュニケーションを引き起こす。

  • 聞き返されたとき、簡単な言葉で言い換えるなど丁寧に対応することで、聞き返しやすい関係性が築ける。

  • 実習生が会話の内容を理解できたかどうか確認するときは、「はい/いいえ」で答えられる質問ではなく、内容を復唱させるような聞き方をする。

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